【Q&Aコーナー】ちょっといい話③ 「夕方になるとやってくる外国人…」

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ちょっといい話③

 夕方になるとやってくる外国人の男性。20代後半、何らかの仕事の帰りの様子。いつものように視聴ブ-スでCDを聴いてから帰宅するという日々が過ぎる。しばらくし、彼(デイビッド・仮名)と会話もするようになって東口にあるスーパー内のパン工房に勤務するイラン人であること。利用者の四條さん(仮名)が受け入れて面倒をみていることがわかってきた。(海外から研修生を預かる)

ちょっといい話③2枚目のイメージ

 「デイビッドはビデオはあまり見ないの?」と質問すると、日本語は少し話せるが字が読めないとのこと。ビデオの棚にある背タイトルをみただけではわからないのだそうだ。なのでイランの映画を検索して「オリ-ブの林をぬけて」「桜桃の味」「友だちのうちはどこ」「運動靴とあかい金魚」「そして人生はつづく」などを紹介そしたら笑顔になりその中からいくつか借りていったのを記憶している。知らない国で修業してホ-ムシックになりそうだと思うので故郷の映画をみて懐かしく感じてもらえればと思いました。なので棚をみてすぐに自国の映画とわかるようアメリカ映画以外の洋画には国旗のシールを貼るようにしてみました。のちに帰国したデイビッドに会いに行った四條さんが私宛に結婚して家族をもった映像のビデオと手紙(当時のお礼)を預かってきたと頂きました。

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