【Q&Aコーナー】ちょっといい話⑥ 「私事ではあるが、…」

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ちょっといい話⑥

 私事ではあるが、私は子供のころからテレビや映画を見ることが大変好きな子供でした。
特に映画で印象に残っているきっかけとなった話です。時は1972年の夏休みのおはなしです。
当時、東京で暮らしていた私は母と母の友人(こども二人小3、小1)と映画をみることになりました。私は10歳になったばかりの小学4年で二人の兄弟と三人で東映まんがまつりをみることになりました。母と母の友人は隣の映画館でマーロン・ブランド主演の話題作「ゴッドファーサー」のロードショー上映を鑑賞したようです。「映画がおわったらこの場所(ベンチかソファー)で待つているのよ」といわれた。だけど、なかなか母たちはこない。小3の子はグズるし、小1の子は泣き出すし、ものすごく長い待ち時間だったし、不安だった。ただ、その間、ずっと館内で流れていたメロディがあの有名なニーノ・ロータの「愛のテーマ」であったのに気づいたのはのちにこの映画を見たときに「あの時のメロディだ」と思ったから。
東映まんがまつりに何を見たか覚えてないのに、このメロディだけは記憶に残ってた。



 このことを書くのに少し調べたら1972年7月16日の東映まんがまつりは「変身忍者・嵐」「仮面ライダー対じごく大使」「超人バロムⅠ」「国松さまのお通りだい」とあった。調べてみればそうだったかも程度の記憶なのに音楽だけは覚えていた。「ゴッドファーザー」に関心をもったことで映画と音楽が好きになったことは確かだ。
そして中学生の頃には名画座ミラノやテアトル新宿で洋画のリバイバル上映に通っていました。(ほかに早稲田松竹・高田馬場パール座・国立スカラ座)など。なので、図書館で映画を選定する仕事は楽しかったし、CDを購入する時にはオリジナルサウンドトラック盤もたくさん購入するきっかけとなるエピソードでした。

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