
私が図書館に採用された平成元年のころはまだ世間ではバブル崩壊の前の年ぐらいでした。図書館自体そんなに混むことはなかったため職員の人数が少なくても十分でした。なので、臨時職員も平日の夕方5時から7時の時間に近くのN短大の学生バイトが2名(ひとりずつ交代制)で、土曜、日曜は、職員4人と近くの染め物屋の娘さんが手伝いにきてくれてました。平成2年の10月よりAVが導入されて年々利用者が増えて貸出数もふえてきたが、図書カウンター後ろでのAVの現物配架は3年間で700点の資料が不明となる事態に…
これを機会にAVコーナーを独立させ、B.D.S(ブック・ディテクション・システム)を導入することになりました。
そのことでAV利用者は飛躍的に増えましたがAVの窓口に入る職員の数が必要となりました。簡単には増員してくれません。
話は少し、それますが、私の馴染みの床屋さんのマスターが私が図書館に勤めたことを話すと「床屋は月曜が休みだからさぁ図書館に行ったことがないんだよねぇ」と福島県訛りではなしてくれたことが頭の片隅に残っていたことを思い出した。
図書館といえば一般的に月曜日や月末は休館日がふつうの時代でした。それを、年末年始を除く通年開館を実施することを条件として臨時職員の予算を獲得し12名を採用できました。
沢山の応募があり、私も面接に立ち合い「本が好きで~」という人が多い中、「視聴覚が好き」という5人をAV担当として採用した。平成5年より通年開館を実施。担当職員は私1人のため、計6人でAV資料を担当する事になった。専属でサービスできることにより、その結果、平成5年度のビデオの貸出数が全国一位になり、そのことが新聞で報道されました。
それからは年々、利用者も増えて、人気は右肩上がりでした。
土、日などは家族連れの利用者が多く利用するようになり、多い時で二千人を超える来館者があり、万歩計は一万五千歩を超えるほどでした。AV窓口は6人で頑張りました。
PS.黎明期を支えてくれて特に視聴覚窓口に入ってくれた臨時職員の方たちは、
茂木さん、友松、中山、トク、佐藤、山岸、田中、松本、土屋
学生バイトはヨッシー、ワカ、サワ、ハギ、飯沼、川ちゃん、カトちゃん、林くん、菅ちゃん、やま、せっきー、しお、ハキ、金ちゃん、タカ、わた、なつ、秋山君、忽那君
そして、長年、AVに尽力していただいた職員の
シモ(下田ゆかり)、カラ(唐沢京子)、イト(伊藤暁子)、あお、松ちゃん、いわ、森ちゃん、マブちゃん、エバ、みど、トミー、山さん、くにさん、船ちゃん、斎ちゃん、まに、はと、つーさん、りえ、オカピー、ジン、フカ、ももちゃん、スーさん、のりちゃん、あゆ、おねえ、いしちゃん、しげちゃん
高崎市立図書館の視聴覚を支えてくれてありがとうございました。
感謝をこめて、ここにお礼申し上げます。
コラムを読んだKさんからのコメントをいただきました!
『新緑が眩しい季節となりました。埼玉福祉会のサイト「みるきく」を拝見して勉強させて頂いております。
遠間さんが高崎市立中央図書館にいらっしゃた頃は、毎年、8月に開催される花火大会の際に、遠間さんがお声がけされた皆さんと図書館の正面にあるもてなし広場にて花火を観覧するのが恒例行事でした。(当時は臨時だった学生バイトも卒業してからも花火大会で年一回、再会するようになりました)
高崎を流れる烏川から打ち上げられる花火は、市内はもとより県外からも多くの観光客が訪れるイベントで、ちょうど広場から見ると図書館の建物の上の高さまで花火が上がるので絶好の観覧スポットとなっております。
遠間さんにお仕事を教わった方は中央図書館や地域の図書館職員だけでなく、市外の図書館や別の業種に就かれた方もおられ、毎年、遠間さんにご挨拶に県外から来られる他の図書館職員の方もいらっしゃいました。年に一度、他の図書館職員と情報共有したり、元同僚と話す機会を作っていただき、ありがとうございました。夏がくると思い出します。』