私が退職する最後の職場は市内在住のの60歳以上を対象とした施設、長寿センターでした。
(約10万人)館内には温浴施設のほか、体操や軽い運動ができる器具などがあるスペースや趣味、娯楽が楽しめる部屋がいくつかあります。
小体育館では卓球や吹き矢や小ボウリングなどが楽しめます。大広間ではカラオケ、食堂や図書室もあり、外ではゲートボールなどができ、さながら大人の部活動が出来る施設です。
そこに着任すると図書館時代の利用者や先輩方が何人もいらっしゃいました。
「最近、目がわるくなっちゃって図書館よりこっち(長寿センター)ばかりきているよ」なんて人たちがいて、懐かしく思いました。
そんな施設にある小さな図書室には、むかし図書館で使用してリサイクルした図書が本棚に並んでいました。あまり、利用されてないようでしたのでつい、整理を始めてしまいました(笑)
最初は古くなった小説を処分して寄贈をされた本を整備しました。
その後、親戚の伯父からいただいた大型の紀行本や写真集や大活字本、料理や健康に関する雑誌などを揃えましたら中々好評でした。体操の待ち時間に読む人。お風呂上がりに読む人など。
なかには、「家でじっくり読みたいからしばらく貸してくれ」と言う利用者が増えたので貸し出し簿を作りました。
そんなころです。
年に一度の文化祭に、昔、図書館の映画会にきてくれた利用者に会いしました。(懐かしいなー)
と同時に何とか長寿センターでも映画会が出来ないかなー?と模索しました。
何故ならば利用者のほとんどの人が青春時代の娯楽の一つである映画館で映画を観た世代だからです。
そこで、埼玉福祉会の萬石さんに相談して何とか上映可能なルートを確保しました。(しかも安価で)
最初に上映したのは「ローマの休日」でした。オードリー・ヘップバーンの美しさに皆さん感激したのを覚えています。
マリリン・モンローの「ナイアガラ」や「グレンミラー物語」では涙する人も、、、。
クリスマスには「素晴らしき哉、人生」
その後、夏休みなどには、お孫さんを連れて「名犬ラッシー」
などなど、たいへん好評でした。本来、図書館で行える事業なので利用が多そうな年齢層にあった作品で上映会を計画してはいかがかなと思います。
