私が勤務した頃(平成元年)の映画会は夏休みなどでは16ミリのフィルムを使用しておこなったが、それ以外は地元の本屋さんから買ったビデオで開催していたようだ。
担当者の好みのラインアップで視聴覚室と言えば聞こえが良いが元々は女学校の校舎の教室(視聴覚室として使用)にパイプ椅子をならべて細々と開催されておりました。宣伝は広報誌のみでした。なので、参加者は毎回、2、3人と少なく、ひどい時は前の日にテレビで放映された「戦国自衛隊」を予定してたら案の定、参加者は0人でした。
担当者は「面白い映画なのにな~」と言っていたがそういうことではないとおもうが…。
次の年、その職員のあとをうけ、私が担当することになりました。
が、前任者が広報の関係で三ヶ月分予定を出して退いたので、7月までは前任者の選んだ作品で上映会が開催された。
その間、私が考えたのは、上映場所の問題だったので、図書館のある敷地内に公民館や文化会館があり、たまたま、文化会館に勤務していた伯父に相談したところ、文化会館内の2Fにある少年科学館のサイエンスシアターを使用してもよいということになりました。(40名ほど入れるミニシアター)
最高の場所を確保できたのでつぎはどのような作品を上映するかだ。
私が上映したのは70年代から80年代の洋画を中心に開催しました。ただし、場所が場所だけに人数をたくさん集客するのではなく固定客になってもらうこと。メジャーな作品ではなくとも自分が良いと思った作品をあえて選び「おもしろかった」と言ってもらいたいと思ってました。
自分が昔、映画館で見た作品や、レンタル店で週に5本借りて、内容を見てから本屋で購入した作品を上映会に使用しました。(著作権法38条1項に基づいて)
宣伝は市の広報誌とAVコーナーでのチラシと窓口での声がけが主でした。(常連の利用者の確保)
時間は午前10時からと夜18時からの二回上映しました。だんだん定着してきてAVコーナーと映画会の両面で図書館へ来館する新たなニーズの獲得につながったと思われます。
気をつけないといけないのは、図書館だからといって何でも上映してもよいということではないということ。それと、担当する職員は、できれば事前に鑑賞してほしいかなと、自分の目でたしかめてから。
昔、こんなことがありました。
映画館で上映している「作品」を同時期に、図書館で無料で上映会を開催されたら映画館の興行主からすれば「なんで?」と思うことでしょう。夏休みの期間中にこどもに大人気のアニメを連日のように上映したりするのも、ちょっとちがうかなと思います。
現代は、配信サービスやサブスク、テレビで気軽に映画が見ることができるかもしれませんが図書館で無料の映画会を開催することには特別、意義や意味のあることだと思います。
