アイヌ神話（こどものための聴く絵本）

世界の神話を収めた「世界の神話」シリーズ。

アイヌとは、北海道・樺太・千島列島およびカムチャツカ半島南部にまたがる地域に居住していた民族であり、アイヌにはユーカラと呼ばれる口承文芸が伝承されていました。

ユーカラは言語学者の金田一京助によると「人間のユーカラ」と「カムイユーカラ」の二つに分類されます。
「カムイユーカラ」とはカムイ、すなわち神様を謡ったものになり、そこにはアイヌの世界観を反映した、神々の世界の物語が描かれています。

アイヌ神話は各部族・集落ごとに異なり、国造りの神コタンカラカムイの物語一つをとっても「これが最も有名、正統だ」というようなものはありませんが、その代表的なものの一つを引用しております。